2008年01月20日

The Lamb Lies Down on Broadway論

特に目的も無く、英語版WikipediaのThe Lamb Lies Down on Broadwayの項目を見ていたら、このアルバムについて書かれた論文にリンクされているのを見つけた。

The Annotated Lamb Lies Down on Broadway

15年も前に書かれたもので、ひょっとして有名なものなのかもしれないのだが、私は始めて目にしたもので、ホー、という感じ。Paperlateというクレジットがあるので、有名なジェネシスの国際的MLのメンバーが作り上げたものらしい。

もともと、Lambは、あのインナースリーブを埋め尽くしたストーリーをぜひ一度きちんと読んでみようと思いつつ、早30年。全く自分としては消化不良だったので、いつかはケジメをつけたいと思っていたのだが、こういうものがあったとは。

早速さわりをちょろっと読んでみたのだが・・。


幻惑のブロードウェイ注釈

ジェイソン・ファインガン、スコット・マクマハンとその他のペーパーレートのメンバー著

改定履歴
1994年5月5日 第2版
1993年12月18日 第1版


前書き

 どんなジェネシスファンにとっても、最も良く聞かれる質問の一つは、「幻惑のブロードウェイとは何について語られているのか?」というものである。これまで創造された芸術作品の中で、最も難解で人を戸惑わせるものであるが故、ほとんどの人は、Lambの主題には困惑を覚えるのだ。

 Lambが「何かについて」、とりわけひとつの特定の事柄について表現されたものだと考えることや、「Lambは何について・・・」で始まる質問の正しい答えがあると考えること、また、一つの「正しい」答えに至ると考えることは、いずれも間違っているのだと私は思っている。(疑問に対する一つの答えが存在すると主張する人たちに対しては注意深く接することをお勧めする。というのは、恐らくそういう人たちはたくさんのことを見逃しているからだ。)幻惑のブロードウェイは、すべてのリスナーが解釈として満足できる個人的な意味を考えなければいけないものなのだ。

 しかし、Lambを聴いてこのパズルを解こうとするだけでは十分ではない。本稿は「注釈」であり、それ自体が目的ではないし、「Lambとは何について語られているのか?」について解説を与えるものでもない。あなたが自分自身の考えを形作るための手助けをするものなのだ。Lambは、極端に分かりにくい文学的で文化的な引用がいくつか詰め込まれたものである。それは、相当に博識で教育のある人にとっても、恐らく遭遇したことも無いほどのものである。

 このファイルでは、Lambのライナーテキストと歌詞、そしてコンサートで語られたストーリーの3つを組みあわせて、最後まで一気に読めるように構成した。この構成は、ストーリーの流れをより分かりやすくする。この文章は、個人的な解釈や見解によって大変長いものになったが、考察するための何かを与えてくれるかもしれない。ガブリエル自身がコンサートで語ったストーリーは、彼が何と語っていたのかを感じてもらうためにここに付け加えた。また、本に記録されていたちょっとした情報も付け加えてある。残念なのは、バンド自身の考えについてのインタビューや記事が残っていないことである。ガブリエルは、Lambの主題については非常に曖昧だったし、それが何についての作品であるかということについては彼自身の意見を語ったことが無かったのだった。

 これは、リスナーがLambをより良くたどることができるよう意図している。同様に、ここにはバンドのメンバーによる解説や、他のリスナーによる推測も含まれている。

――スコット・マクマハン


と、まあなかなかリキが入っているし、その後の展開も非常に興味深い。ライフワーク(ちょっと大げさ?)のつもりで、何とか取り掛かってみようかな・・。どこかに日本語訳がある、なんてことないですよね? もし、この論文について、何かご存知の方いらっしゃいましたら、教えてくださいませ。
posted by Holy Knebworth at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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