2013年10月26日

Seconds Out はスティーブ・ハケットへの「退場宣告」!?

Trick of the Tail に続いて、こちらも長年の思い込みかもしれない、Seconds Out について調べてみました。。

このアルバム、ちょうどスティーブ・ハケットが脱退した後に発売されたアルバムなので、このタイトルは「二人目の脱退」のような意味なのだと、ずっと思ってました。でも、もしそうならば本来は Seconds ではなく、Second's Out という表記になるはず。それなのに、なぜSecondsと複数形になるのか、それ以上追求せずにいたんです。

で、調べてみたところ、やっぱりネタがありました。


まず、Seconds Out という言葉そのものはボクシング用語として存在するそうです。(日本では複数形ではなくセコンドアウトと言ってるようですが、英語圏では複数形でSeconds Outと言うそうです)

これは、英語版のWikiのアルバム解説のTitle Meaningのところに、こう書いてありました。
The album's title has a double meaning. The phrase 'Seconds out!' is used by some boxing (and wrestling) officials to indicate that the fighters' ring crew (their 'seconds') must leave the ring because the next round is about to begin e.g. "Seconds out! Round 2". Also, the album is the second Genesis live album, i.e. recorded out of the studio.

アルバムのタイトルは二重の意味を持っている。Seconds out!というフレーズは、ボクシング(レスリングも)のオフィシャルが選手のリングクルー(彼らのセコンド)に対して、次のラウンドが間もなく始まるので、リングを離れなければいけないということを示すため使われるもの。例えば、「セコンドアウト、第二ラウンド」のように。一方、このアルバムは2作目のジェネシスのライブアルバム、つまりスタジオの外(out)で録音された。


Seconds Outとは、ボクシングの試合のとき、各ラウンドのゴング直前に、レフェリーが、リング内にいるセコンドに「リングから降りろ」と指示する言葉のようです。まあ、「セコンドはリングから出て!」ということですね。

Wikiにはそこまで書いてありませんが、だとするならば、ライブ盤であることに引っ掛けて、彼らの戦う場「リング」とも言えるライブのステージの上から退場したスティーブ・ハケットのことを表現した言葉としてチョイスされたという理解がやはり正しいのだと思います。スティーブにとっては、ちょっときつい表現かもしれません。でも、ピーターの脱退を乗り越えて作った2枚のアルバムの成功でようやくバンドとしての先が見えてきたところで、辞めていったスティーブに対する、残ったメンバーの気持ちが入っているような気がします。(まあ、トニーとの確執とかいろいろ言われていますが、でも戦友として戦ったはずのメンバーが、自分のやりたいことを優先して出て行くということについては、こういう気持ちになるのではないかと)

先ほどのWikiにあったように、それ以外にも、Second の「2番め」という意味については、「ジェネシスの、2枚目のライブアルバム」ということですね。解説の最後に、わざわざ  i.e. recorded out of the studio. と書いてあるということは、out という言葉の意味に、「スタジオの外」という意味も引っ掛けていると考えるべきみたいです。

あと、Wikiの解説にはありませんでしたが、Secondについては、もう一つ、

・ピータガブリエルに続く2人めの脱退者

という意味も入っているのではないでしょうか。マニアックに言えば、アンソニー・フィリップスから数えれば3人めだし、ジョン・メイフュー入れれば4人目なのだとか、あるとは思いますが、やはりNursry Cryme 以降の、メジャーで成功してからのメンバーで2人目というニュアンスも含まれているのだと思います。

SecondsとSecond' s というのは、発音的には全く同じはずなので、おそらく、ダジャレレベルでの違いとして認識できるのでしょうね。

というわけで、やっぱりちょっと調べてみると、いろいろ新しいことに気づきます。ネイティブの人たちから見ると、さらに違うニュアンスが隠されているのかもしれないのですが、何か他の情報お持ちの方がいらしたら、ぜひ教えていただければと思います。



posted by Holy Knebworth at 13:11| Comment(1) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうじゃなくて、
「さあ、本番です」
「スタッフはステージから速やかに
退出願います」
という、ライブオープニングの掛け声
を象徴する意味だと思ってましたが、
40年間ずっと。
違うんですか。
Posted by James Patricia Page at 2016年08月02日 19:06
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